前置詞onとinの乗り物とinとbyの移動手段の使い分け理解していますか?

前置詞onとin乗り物のアイキャッチ画像

乗り物に使う前置詞にはonとinがあり使い分けの難しさを感じませんか?さらに移動手段には前置詞byが絡んでくるのでより複雑に思います。でも論理的にイメージ化をまとめるともう迷わなくなります。今回は乗り物に使う前置詞onとinを中心にbyを絡めて解説します。人類の歴史もイメージしながら覚えることが出来るので定着すると思います。まずは、on footについて考えて見たいと思います。

on footの意味

最古の移動手段は足です。

これに疑いを持つ人はいないでしょう。

on footは「徒歩」でと言う移動手段を表します。

この表現をめぐっては必ず問題提起されるのに未解決な点が2つあります。

・なぜ前置詞がonなのか?
・なぜ足は2本あるのに複数形ではないのか?

この未解決問題を分かりやすく解説します。

実はとても簡単なことです。

最古だからと言ってon footに近い表現があったとは言えませんが、少なくとも別の移動手段が出来るまでは「徒歩で」と言う表現はなかったでしょう。

別の移動手段とは馬のような動物を使った移動手段です。

「動物に乗って移動する」という比較対象が生まれたことによって初めて「徒歩で移動する」と言う会話が成り立ちます。

歩くしか出来ない時代に「徒歩で」なんて発想はないわけです。

で、馬で移動することをon horsebackと言います。

これならなぜ前置詞がonか理解できますよね。

現在皆さんが持っているonの乗っかっている言うイメージそのものです。

つまり、on horsebackとの比較でon footがあるわけですよ。

そして共通するイメージもしっかりとあります。

on horseback:馬の背中に乗っかっています。さらに馬に負担をかけています。

on foot:体が足の上に乗っかっています。さらに足に負担をかけています。馬と比較すると長距離の移動は相当な負担です。

前置詞onのイメージは「接触」と言われますが、それだけでは意味の理解しにくい使い方が多くないですか?おそらく「接触」を「こじつけ」で覚えているのではないでしょうか?今回はonの意味でも大きな4つの使い方についてイメージングをお伝えします。
詳しくは負担のonのイメージをご覧ください

では、もう1度見てください、

on horseback

on foot

どちらも冠詞がないですよね。

つまり特定の馬ではなく「馬の背中」と言う概念

特定の片足ではなく「足」と言う概念に「体body」と言う概念が乗っかっているんです。

だからどちらも複数形になりません

1頭の馬でも、二足でも冠詞は付かないんです。

どのような場合に冠詞を付けないのか分からない方は多いのではないでしょうか?名詞の種類により異なりますが、冠詞を付けないところを起点にして「冠詞a とtheをつける、つけない」を考えれば簡単です。「手段」に冠詞が付かないのも同じ理由です。
無冠詞ルールについてはこちらの記事もどうぞ

onとinの違い(乗り物vs.移動手段)

乗り物の歴史を考える上では、動物よりも、筏や小舟に乗って漁に出たりする時代の方が古くからありました。しかし、足以外の手段で陸路を移動するのは動物の背中だったのではないかと思います。

いつの頃からか分からないけど移動手段を表す場合には、冠詞を伴わない前置詞byにとって代わられました。

by ship/by boat(船で)by bicycle(自転車で)by car(車で)by bus by train/by tram by (air)plane(飛行機で)など。

冠詞がないのは、誤解を生じさせないためです。

My house is by the river.
我が家は川のそばにある。

The box is by the car.
その箱は車のそばにある。

The window was broken by him.
窓は彼に壊された。

The cat was run over by a car.
その猫は車に引かれた。

このように「どの乗り物か」特定してしまうと「その乗り物のそばに」とか「ある乗り物によって」言う感触が伴うので、

on horseback on foot by car by bus

このように「どの~」を言わないことで抽象化させるんです。

でも「彼の車」のように特定の車を言いたい時もありますよね。

そんな時に前置詞を代えてinを使います。

I came here in his car.
彼の車でここに来た。

実は、これ文法的にはこの説明でいいんですけど、あまりネイティブっぽい言い回しではないんです。

He drove me (here).
彼が車でここまで送ってくれた。

このようにdriveという動詞を使って表現します。

さらに、on footもwalkと言う動詞を使う方が自然です。

I came here on foot.

I walked here.
ここまで歩いてきた。

このように「歩いて来た」には「歩く」と「来る」の2つの動詞があるので、

on footとcomeを使いがちですが、walkには「歩いてくる」と言うまとまった意味があります。

その他takeを使うと自然な表現になります。

take a walk 歩いていく、take a bus バスで行く、

take a train 電車で行く take a taxi タクシーで行く

移動手段には冠詞をつかわないon foot とby car、by busが正しいと習ってきたと思いますが、自然かどうかとはまた別です。

でも単に「乗り物に乗る」と言う場合には前置詞onとinを使分けます。

  • 快適に歩くことが出来る。
  • 台の上のように視線の位置が高くなる。

こんな雰囲気の乗り物は前置詞がonです。

<get onに乗る>

on a skateboard スケボー 

on a horse 馬

on a bike バイク

on a bus バス

on a train 電車

on a ship 船

on a plane 飛行機

  • 快適に歩けない。
  • 快適に立ち上がれない。
  • 閉じ込められるような空間。

こんな雰囲気の乗り物は前置詞がinです。

<get inに乗る>

in a hot air balloon 熱気球

in a small boat 小型の船

in a car 車

in a helicopter ヘリコプター

in a biplane 複葉機

in a rocket ロケット

on boardの意味

船や飛行機に乗ることをon boardと言います。

元々boardとは船の側面を意味する言葉でした。

境界線の事をボーダーと言いますが、船の側面のボードから来ています。

このボードの意味が拡張されて「船の上」を意味するようになります。

飛行機は造船技術を持つ大手企業の関連会社によってつくられたので船の構造はそのまま飛行機にも継承されています。

昔の船は船体の右側にはみ出した舵がありました。

そのため左側面を岸につけて乗り降りしていました。

左から乗り降りするのは船も飛行機も同じです。

船の用語も、そのまま飛行機に受け継がれています。

空港の事を空の港(air port)と言いますよね。

船の水先案内人をパイロットと言います。

機長をキャプテンと言ったり、乗組員をクルーと呼んだり、また速度をノットで表示したりと何かと共通点が多いのです。

船や飛行機に搭乗する際移動式の橋を使いますが、この橋をボーディングブリッジと呼びます。

ここからも分かるようにon boardとは「搭乗する」とか「機内」の意味です。

この「乗り込む」の意味がさらに拡張されて「乗り気である」「参加する」と言う比喩にも使われるようになりました。

Taro hasn’t come on board.
太郎は乗り気ではない。

I’m on board!
(その話に)乗った!,大賛成!など

まとめ

如何でしたか?

前置詞onとinの乗り物の違いは理解できましたか?

基本的に乗り物で移動するときには、その乗り物の概念が伝わればいので、冠詞は伴いません。

徒歩と馬以外はbyを使います。

機械よりも生き物の方が負担の大きさは圧倒的なので馬と徒歩での移動はonを使うと覚えておくと良いでしょう。車も電車も自分への身体や時間の負担を軽減する為に使いますよね。

on horseback on foot by car by bus

by train by plain by ship

このような冠詞を伴わない移動は一般的な普通の移動と言う感覚が伴います。

特定の車なら、例えば「彼の車でin his car」のように彼氏に送ってもらうような特殊な移動という感覚が生まれます。

hisなど所有形容詞を伴い、前置詞をbyからinに変える必要があります。

また、バスに乗るならget on a busですが、get in the busになる時もあります。

たとえば、バスの外ではなく、もうすでにバスの中に居ると言いたいような場合です。

つまりoutsideではなくinsideであるというニュアンスが出るので、注意して使い分けをして下さい。

そしてon boardは船と飛行機に共通なのですが、電車にも使うことがあります。

電車の文脈で使用されても間違いではないので、覚えておくと良いでしょう。

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