【第2文型】SVCのVは連結動詞です。

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連結動詞という言葉を聞いたことがありますか?連結動詞はSVC文型(第2文型)を攻略する胆です。文型の違いが理解出来ないのは、日本では教えられていないからです。第1文型と第2文型、第3文型の見分け方が分からないという人は前回の記事と合わせて見ていただくことでよりその違いが理解できるようになります。be動詞が深すぎて1つの記事で説明しきれないので、be動詞の理解がいまいちと言う方もご安心ください。この記事ではbe動詞から意味が推測できる連結動詞について解説します。

連結動詞とはイコール関係にある2つの品詞を結ぶ動詞

前回be動詞とは便宜上「はある」と「はです」の2系統意味があるのだと、

英語と日本語を1対1対応させて解説しましたが、今回はもっと本質的な話をします。

英語の言う動詞と日本語の動詞では若干ずれがありませんか?

日本人の感覚では動きを伴わない「本がある」「学生です」「そこに居ます」

と言うのは「静」の感覚であって「動詞」の「動」と結びつかないですよね。

日本語で「動詞」と訳されているモノを英語では「verb」と言います。

では「verb」の本質は何かというと

「宣言する」「主張する」と言う意味を含んでいます。

主語S、動詞Vの関係は「主人公S」と

その「主人公はどうしたSV」「その主人公はなんだSV」

と言う関係です。

「主語」=「主人公」

「動詞」=「主人公はどうした(なんだ)」と言う宣言

「あなたは昨日何をしましたか?」と聞かれて

「(昨日私は)学校に行きました」と言う文では

「学校に行った」と言うのが宣言であり

この宣言の部分を述語と呼びます。

でも述語を分解してみると「行った」動作の動詞Vと

「昨日」と言う時を表す副詞A、「学校に」と言う場所を表す副詞Aがあるので

Aを除外したSV文型になり、文型の視点では動作Vが宣言そのものに当たります。

つまり、第1(SV)文型ではS=主語、V=述語動詞(宣言)の関係です。

でも日本語で「私は学生です。」という宣言文を作成して、

これを英語に変換しようとして「I student」と言ったのでは

名詞を2つ伝えただけで文はとても言えません。

I 私(主人公)」と「student学生(補語)」はあっても

肝心の宣言に当たる「(は)です」の部分がないですよね。

つまり、「I」と「student」をつなげて宣言文を作る「静のverb」が必要です。

「動のverb」ではI とstudentを結び付けられないですからね。

で、「静のverb」の中心にいるのがbe verb(be動詞)と呼ばれるものです。

「私は学生」「あなたは医者」など2つの名詞は、

「私=学生」「あなた=医者」と言う関係です。

イコール関係にある2つの名詞(もしくは名詞のカタマリ)

を結んで「イコール関係の宣言をするV」を連結動詞と言います。

ここでの「2つの名詞はイコール関係である」の意味が分かりますか?

人間にはいろいろ「ラベル」があるじゃないですか。

例えば結婚して子供がいて病院経営している女性ドクターAさんがいたとします。

Aさんは誰かの「妻」であり、誰かの「母」であり、誰かの「子」でもあり、「社会人」でもあり、「女医」でもあり、「上司」でもあり「病院経営者」でもある。

そういった社会的ラベルはAさん=妻、Aさん=母、Aさん=ドクター

と言うイコール関係を設定することが出来ます。

或いはAさんは「美人」だ、Aさんは「親切」だ、のように形容した個人的なラベルもありますよね。

そういう場合もAさん=美人、Aさん=親切と言うイコール関係の宣言文を作れます。

このようにイコール関係とは、目には見えないラベルを公言したときに結ばれる関係性の事を言っているわけです。

一方で、「彼は野球をする」に見られる2つの名詞

「He彼」と「baseball野球」はイコールではありませんよね。

「野球」は「彼」のラベルにはなり得ないわけです。

つまり、「playする」は連結動詞ではありません。

playするという「動の宣言」をしているのです。

第1文型と第2文型の違いは連結動詞を見分けること

もう少し深堀しましょう。

今はbe動詞に視点を置いて話しましたが、

be動詞だから連結動詞になる、のではないことに注意してください。

be動詞を基準に考える方が分かりやすいのでbe動詞で例えているだけです。

I am downstairs.

私は居る、階下に。(SV)

I am a student.

私は学生です。(SVC)

be動詞を挟んだ左右の品詞がイコールなら連結動詞です。

I 私」と「downstairs階下に」はイコールではありません。

I 私」と「a student学生」は社会的ラベルなのでイコールです。

そしてイコールだから「a student学生」は補語だと見分けが出来ます。

また、be動詞以外の動詞だから連結動詞ではないとも言えない

事にも注意して下さい。

He went to the park.

彼は公園に行った。(SV)

He looks nice.

彼は素敵に見える。(SVC)

「彼」と「公園に」はイコールではありません。

「彼」と「素敵な」はイコールです。

そして、イコールだから「素敵な」は補語だと見分けが出来ます。

これはBさんが、ある男性を見て

その男性に「素敵な人」と言うラベルを付けたわけです。

それがイコール関係と言うことです。

I 私」:「downstairs階下に」や「彼」:「公園に」

は主人公の「ラベル」にはなりませんが、

I 私」:「a student学生」や「彼」:「素敵な」

は主人公の「ラベル」になっています。

そしてこのラベルをつけた文章に於いて、

文法解説では「主人公の状態を説明している関係」

とか「イコール関係」と呼んでいるのです。

で、第2文型の最大の特徴ですが、

主人公の状態を動詞の後に説明する文章はたとえbe動詞でなくても

第2(SVC)文型であり、そのVは連結動詞である。

という事が出来ます。

論より証拠、例文を見ていきましょう。

第2文型(SVC)のV―連結動詞の例文

She appears upset.

彼女は動揺しているようだ。

「彼女」=「動揺している」ように見える。

He looks exhausted (after running around all day).

彼は (一日中走り回って) 疲れているようだ。

「彼」=「疲れている」ように見える。

All the children seem satisfied (with the ice cream).

子供たちは皆、(アイスに) 満足しているようだ。

「すべての子供」=「満足している」ように見える。

The eggs smell rotten.

卵が腐ったような臭いがする。

「卵」=「腐っている」匂いがする。

A good medicine tastes bitter.

良薬は口に苦い。(良い薬は苦い味がする)

「良い薬」=「苦い」味がする。

Your plans (for the wedding) sound great.

あなたの (結婚式の) 計画は素晴らしいですね。

「あなたの計画」=「すばらしい」ように聞こえる。

このように感覚を表す動詞は連結動詞の代表格です。

連結動詞はbe動詞に置き換えても意味が通じる文章になります。

She is upset.彼女は動揺している

He is exhausted.彼は疲れ切っている。

The eggs are rotten.卵は腐っている。Etc.

なぜなら、「そういう状態だ」と断定するbe動詞の文章に対して、

あなたの目で見た感想や鼻で嗅いだ感想、

聞いた感想、味わった感想を

be動詞の代わりに挿入して、

「そういう状態に思える」と述べているだけだからです。

The student acted nervous (during the interview).

その学生は(面接中)、緊張した様子だった。

「学生」=「緊張した」ように振る舞った

このような文章も設定された小説では、

「その学生が緊張した振る舞いをした」と断定できますが、

あなたがその学生の面接官であれば、

「緊張した振る舞いをしたように見えた」というあなたの感覚でしょう。

I feel sleepy (after having lunch).

僕は(昼食を摂ったら)眠くなる。

「僕」=「眠い」感覚になる。

このように、「状態が変化する」意味での感覚動詞もあります。

以下は「状態が変わる」と言う意味の連結動詞です。

Leaves turn green (in a lot of sunlight).

(日光が当たると) 葉は緑になる。

「葉」=「緑」になる。

He became suspicious.

彼は疑問を抱くようになった。

「彼」=「疑り深い」状態になった。

The theater gets dark (when the show is about to begin).

(ショーが始まると) 劇場は暗くなる。

「劇場」=「暗い」状態になる。

She fell silent (suddenly).

彼女は急に黙り込んだ。

「彼女」=「静かな」状態になった。

He went red (after walking into the glass door).

彼は (ガラスの扉にぶつかり) 赤面した。

「彼」=「顔が赤い」状態になった。

Dream comes true (when you believe).

(信じれば) 夢は叶う。

「夢」=「真実」と言う状態になる。          

I waxed nostalgic (for these days).

私はあの頃を懐かしんだ。

「私」=「懐かしい」状態になった。

「その状態を維持している」という場合もbe動詞と交換ができます。

He remains faithful.

彼は忠実なままだ。

「彼」=「忠実」な状態を保っている。

The crowd stayed calm (in spite of the imminent threat).

(脅威が迫っているにもかかわらず)、観客は落ち着いていた。

「観客」=「落ち着いている」状態を保っている。

状態が判明した場合も置き換えができます。

Building the house proves difficult (for them).

家を建てるのは (彼らにとって) 難しいことだ。

「家を建てること」=「難しい」と判る。

*(かっこ)は副詞表現です。
副詞表現を取り除いたものが文型の本体です。

まとめ

いかがでしたか?

連結動詞はSVC文型の肝です。

まとめると、

SVCのVは連結動詞です。

状態を表す「静の動詞」が多いのが特徴です。

しかし、I am in the parkのように状態を表していても

「(は)いる」と言う意味のbe動詞は連結動詞ではありません。

また、状態を表す「静の動詞」であっても I have a pen

のように、連結動詞には当てはまらない動詞もたくさんあります。

動詞をbe動詞に置き換えてみて意味が通じればそれが連結動詞で、

その文型は第2文型です。

「私」 =「ペン」にはならないですからね。

「ペン」は「私」の説明ではありません。

主人公を動詞の後で説明する文章なら連結動詞です。

説明していなければ違います。

例文を見ると分かりますが、連結動詞の後には形容詞が来ます。

動詞の後に形容詞が来るのは実はおかしなことです

(形容詞+名詞はあるが、それは直後の名詞を説明している)

それはつまり、「動詞を挟んで形容詞が主人公を説明している」

と言う型の文章を作り上げているからなのです。

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