【第4文型】授与動詞を第3文型に置き換えるtoとforの違い

第4文型から第3文型書き換えtoとforのアイキャッチ画像

前回の記事で第4文型(SVOO)のVは授与動詞という意味が理解出来たと思います。授与動詞では第4文型から第3文型に書き換える時にtoを使うかforを使うかと言う問題に悩む方も多いと思います。そもそも書き換え時に生じる「人・もの」の順序がよくわからず、それがどっちの文型なのか分からない人も多いのではないでしょうか。今回は、そのあたりの解説をして、第3文型と第4文型の違いに迷わないように本質を説明していきます。授与動詞が分からない方は第4文型のからくりについて例文とともに解説していますのでまずは、前回の記事から是非ご覧ください。

第4文型(SVOO)から第3文型(SVO)への置き換えは授与動詞の要求への回答

そもそもなぜいちいち置き換えるのかという事なのですが、

「誰に」も「何を」も目的語なのだ、

とネイティブが考えていて

さらに現代英語の話者が語順に「うるさい」

ということにあると思います。

何かの機会に話したいとは思いますが、

古英語の話者には好まれる語順はあったにせよ、

日本語のように語順を入れ替えても許容されていました。

「は」「が」「に」「を」のような語尾があったからです。

しかし、中期英語から徐々にアクセントが

置かれない単語の語尾が消失していくことで

語順にうるさくなってしまったと言われています。

その中で語順としてもっとも簡単な型から言えば

1番目はSV

2番目はSVC、SVO

3番目はSVOO、SVOC

このようにSVを絶対の語順にして次に何をもって来るか

を考えて文章を作ることになります。

注目したいのは、

3番目の語順が2番目の語順を踏襲している

という事です。

2番目を見て分かる通り

主人公Sがあっての補語C

主人公Sがあっての目的語O

の語順です。

「SVOOのOO」と「SVOCのOC」も

第2の主人公があっての目的語

第2の主人公あっての補語(次回解説)

の語順を踏襲して(受け継いで)います。

つまり、主人公は先に来る方がより好ましいわけです。

これが大前提です。

しかし、第4文型を見ると

OはO1もO2も目的語と言う認識なので、

他動詞直後の目的語には

O1を置いてもO2を置いても自然なわけです。

自然なのですが、

SVO1O2の語順にしているのは

「~は、~する、~に、~を」

この型枠に言葉を当てはめるという事なので

例えば、「私は、あげる、あなたに、チョコレートを」

の語順がO2O1の語順に変えると

「私は、あげる、チョコレートに、(あなたを)」

と言う意味になっています。

そこで、3文型を使って

「私は」「あげる」「チョコレートを」

と言う文をまずは作ります。

この文は、私の動作が直接及ぶチョコレート

(チョコは直接目的語)なので

好まれる型ですから自然です。

実際の会話なら「私に」はなくても十分通じます。

でも本来授与動詞は目的語を2つ要求している動詞なので、

「誰に」を言う必要性もありますが、

「私は、あげる、チョコレートに、あなたを」

これは避けないといけません。

そこで、「あなたのもとに」と言う行き先をto で補い

to youのように副詞のカタマリとして扱うことで

「お届けする」と言う授与動詞の要求に答えているのです。

つまり授与動詞の要求に答えるために

第4文型(SVOO)は「第2の主人公+目的語」

の絶対的語順を遵守し、

第3文型(SVO)は「直接影響が及ぶチョコを主役」に、

「あなたを行き先として扱う」ことを苦肉の策とした

書き換えの文章だと言えるのです。

第4文型(SVOO)からSVOへ toとforの使い分けは手元にあるかないかの違い

それでは、次にtoとforをいかにして使い分けているのか

と言う問題です。

こちらの使い分けはtoとforのコアイメージから

動詞がgive型、buy型みたいに分類されていますが、

しっかりと動詞の性質に従ってgive型とbuy型に

分かれることを説明できます。

授与動詞の要求には2通りのパターンがあり、それによってtoかforが決まるのです。

まず、「あげる」と言う動詞の性質を、

「私がチョコレートをあなたにあげる」

を例にして考えて見ます。

「あげる」と言う動作は「私」の手元に

「チョコ」がないと成立しません。

そして授与動詞の性質は物の移動を表すので、

私からどこか次の場所へ移動する必要があります。

つまり私からあなたの2者間の移動のみで成立します。

チョコの移動は、私が公園に移動するがごとく1本の直線です。

だからto the parkと同じto youです。

一方で「買う」と言う動詞を

「私がチョコをあなたに買う」を

例にして考えて見ます。

「買う」と言う動作は「誰に」と言う要求よりも先に

私の手元にないので、「チョコの仕入れ」が必要になります。

これが大きな違いです。

私が公園に移動をするようにすんなりと

「チョコを移動させる」ことが出来ません。

店頭から私に移動し、その後あなたのもとへ移動します。

だからtoが使えないのです。

そういう移動の特性を持つbuy型の受動動詞には

forを使いfor youと表します。

授与動詞give型一覧はto you

giveあげる、lend貸すsend送る、tell伝える

teach教える、offer提示する、sell売る、pass渡す

throw投げる、write書く、など

→to youになる。

授与動詞buy型一覧はfor you

buy買う、make作る、cook料理する(作る)

call呼ぶ、getとってくる(買ってくる)

find見つける、prepare準備する、など

→for youになる。

このようにgive型の意味を持つ動詞はtoを要求し、

buy型の動詞はforを要求します。

まとめ

授与動詞の特性は分かりましたか?

第4文型(SVOO)の授与動詞の中には         

cost(費用や労力と言う犠牲を伴う)や

save(時間やお金や労力の無駄を防ぐ)のように

第3文型に書き換えができないと言われるものもありますが、

toやforへの書き換えができないのであって

第3文型を作ることはできます。

第3文型の動詞の要求は目的語1つ、

第4文型の動詞の要求は目的語が2つです。

そして

第3文型では、動詞の影響が直接及ぶ直接目的語

第4文型では、直接影響が及ばない間接目的語(第2の主語)

が動詞の直後に続きます。

第4文型は直接目的語が動詞の直後に続かないので、

それが不自然だと潜在的に感じれば、第3文型を使う需要が生まれます。

そうすると、副詞表現で間接目的語を補うのが自然なわけです。

第3文型は動詞の要求によって目的語が1つです。

授与動詞は目的語が2つなので、1つは副詞表現に転換する他ありません。

もっと砕いて言い換えるなら、

授与動詞は2つの目的語を取る第4文型の動詞で、

第3文型に遊びに行くことがあります。

だから、第3文型のVの要求は1つだけ、と言う事実は変わりません。

遊びに行ったら第2の主人公は位置を示す副詞に変ります。

その副詞表現で使う前置詞toとforへの書き換えのルールも

動詞の要求によって違いがあります。

動詞の要求を元に主語から第2の所有者に1本の線が見えればto

主語をを経由して第2の所有者に移動するものはforです。

これで悩むことはないでしょう。

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