「空間」を表現する副詞の位置と例文(一覧表付)

空間を表現する副詞の位置と例文アイキャッチ画像

場所を表す副詞の位置が分からないと感じていませんか?でも実は副詞の中でも皆さんが一番目にする副詞だから簡単です。例文を見れば一目瞭然です。今回の副詞は「場所」を語る上で、欠かせない「空間」と言う概念と、実際に副詞表現の位置を例文で確認してもらって、副詞表現と時間表現が重なった場合の順番と、その考え方について解説します。

「空間」を表す副詞の位置

空間を表す副詞の位置は動詞の後です。

文頭にも置けますが、

基本的に自動詞の後(つまり文末)が多いです。

他動詞もありますが、その場合は目的語の後です。

大原則として文中には置きません。

文中とは「動詞と目的語の間」だけでなく、

「主語と動詞の間」「助動詞と動詞の間」も含むので、

still以外の「時間」を表す副詞と基本的にやることは同じです。

では例文を見て見ましょう。

例文

I have to go home.
家に帰らなきゃ。

I went to the park yesterday.
僕は昨日公園に行った。

Let‘s meet at the airport.
空港で会いましょう。

I am going to study abroad next year.

私は来年留学する予定だ。

Taro works at the three-star French restaurant.
太郎は3つ星のフランス料理店で働いている。

I heard footsteps coming downstairs.
階段を降りてくる音が聞こえた。

Jiro lives nearby.
次郎は近所に住んでいる。

Jiro fell backward.
次郎は後ろ向きに倒れた。

Hanako put the books on the table.(他)

花子はテーブルに本を置いた。

I am looking for the key in my office.(他)
私はオフィスでカギを探している

He drove me home.(他)

彼が家まで送ってくれた。

He threw the ball into the ground.(他)
彼はボールをグランドに投げ入れた。

https://www.thefreedictionary.com/Adverbs-of-Place.htm

The wind keeps scattering sand everywhere.(他)
風が砂をあちこちにまき散らしている。

https://www.thefreedictionary.com/Adverbs-of-Place.htm

「空間の副詞」の位置はなんとなくつかめましたか?

To the parkは公園にと言う空間を表す副詞、

At the airportは空港でと言う場所を表す副詞です。

Study abroadは留学するという熟語ですが、

もとはabroad外国でと言う空間の副詞が

動詞「勉強する」を後ろから修飾したものです。

このように、見慣れた文章も「空間」は文末にありますよね。

見慣れているので、空間と時間が並ぶときは空間を先に置くという順番も感覚的につかめるはずです。

to the park(空間)yesterday(時間)

abroad(空間) next year(時間)

文末、文末と言っていますが、注意点があります。

「空間の副詞」の多くのは、動作の向きや意味を加えるために動詞の後ろに来ますが、動詞の後ろに来ることで、そのあとに目的語をとり、まるで副詞が文中にあるかのような現れ方をすることがあります。

The children are running around.
子供たちが走り回っている。
(単に走るではなく走り回る)

②We have to climb over the gate to get in.
中に入るには門を乗り越えないといけない。
(単に登るのではなく、登って越える)

①running aroundで1つの自動詞

②climb overで1つの他動詞

①は2つで自動詞なので目的語を取りませんが、

(文末にあるので問題ない)

②は2つで他動詞なので目的語を取ります。

(文中にあるように見える)

つまり、熟語と思えば分かりやすいのですが、意味において②は「門の上」と言う空間を表していて、見方によっては前置詞にも見える表現になっています。

空間を表す副詞にはこのような役割もあるという事を念頭に置いていただければ幸いです。

では、話を戻して「空間」の副詞と「時間」以外の副詞が沢山ある場合に、どのような順番になるのかを、続いて解説しますね。

「空間」を表す副詞とその他の副詞を並べる順番

5種類の副詞が2つ以上ある場合は、

様子→空間→頻度→時間→目的

通常、このような順に並べます。

My mother went shopping downtown(空間)yesterday(ある時点).
母は昨日繁華街に買い物に行った。

James played brilliantly(様子)in the match(空間)on Saturday(ある時点).
ジェームスは土曜日の試合で見事なプレーをした。

https://dictionary.cambridge.org/ja/grammar/british-grammar/adverbs-and-adverb-phrases-position

僕たち日本人からすれば「試合で」は「試合の時」だから時間では?という感覚がありますが、ネイティブは「試合をしている空間」と言う感覚を持っていることに注意しておいてください。

Placeとは場所=空間です。

I have to run quickly(様子)down the street(空間)each morning(頻度)after breakfast(ある時点)in order to catch my bus to school(目的).
私は毎朝食後、学校へ行くバスに乗るために、そこの通りを急いで走らないといけない。

https://www.thefreedictionary.com/Order-of-Adverbs.htm

今回の文章はある時点が頻度中にあるのか頻度の中にある時点があるのか分かりにくいですが、頻度→ある時点と言う順番は前回同様です。

基本的には小さいモノ(個)から大きいモノへ視点が広がっていく、または流れていく

と言う大筋は変わりません。

まず主人公が急いで走る様子を想像し

そこがどこかの通りだという空間を思い浮かべて

その空間が繰り返される朝なんだという情報を追加して

朝ご飯を食べてきた家までの道のりに想像力を働かせて

食べながらバスの時間を気にしている

と言うまるで時間が遡っていくかのような視点の広がりを持つと覚えやすいと思います。

このような視点の広がりをネイティブが根底に持っているからこそ、この順番が正しいと信じている結果につながっているのです。

これは絶対ではなくあくまでも目安で強調したいものを前に持ってくる場合もありますが、意味が変わる場合もあるので注意は必要です。

「副詞」を外せば文型が見えてくる

ここで、文型の話をしたと思います。

副詞表現は文型に影響を与えません。

このことは文型のところでもお話しています。

I have to run quickly(様子)down the street(空間)each morning(頻度)after breakfast(ある時点)in order to catch my bus to school(目的).

この文章は長いですが第1文型S+Vです。

I run.(S+V)
私は走る。

この文章の詳細を述べるために副詞がある

ただそれだけです。

have toは助動詞とみなして、通常

have to runで動詞のカタマリと考えます。

「主語」と「述語動詞のカタマリ」以外は全て副詞です。

速く(quickly)走る

そこの通りを(down the street)走る

毎朝(each morning)走る

食後に(after breakfast)走る

学校行きのバスに乗るために(in order to catch my bus to school)走る

このようにすべて動詞を修飾する副詞です。

「学校行きのバスに乗るために」の文章を作るには、また別のテクニックが必要ですので、別の記事で解説したいと思いますが、副詞のカタマリと言う推測がつけば、文型は見えてきます。

文型の解説は別のところでしていますので、そちらをご覧ください。

まとめ

如何でしたか?

今回のタイトルは「場所を表す副詞」ではなく「空間を表す副詞」です。

Adverbs of placeと言います。

Placeの語源は空間spaceです。

場所と言うと2次元的な捉え方も可能ですが、もっと3次元寄りです。

それは「in the match試合で」を時間としてではなくplaceとして捉えている

ネイティブの考えから空間認識であることが読み解けます。

という事で、場所ではなく「空間の副詞」と呼ぶ方が文法用語としてふさわしいのではないかと思いから、タイトル名を採用しています。

「空間の副詞」は例文でお分かりの通り、皆さんも良く使う表現が多いですよね。

動詞の後ろに置く、文末に置くという事は感覚的に間違いようがないほど馴染んでいると思います。

もし悩むとしたら、時間表現の副詞との併用で順番はどうすれば良いかと言う点でしょう。

しかし、英語は小さいものから大きいものに視点が移っていく言語なので、そのことを意識しておけば、間違えることはないです。

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