過去完了進行形は芸術的な用法です。

過去完了進行形アイキャッチ画像

過去完了形と過去完了進行形、過去進行形はどこが違うの?と疑問に思っていませんか?名前が長いだけではなく、本質の文章を作るには、結構長い文章を作る必要があり、使うとなるとかなり上級者向けです。しかし、段階的に例文の解説をしますので、中級者の方でも理解は可能です。まずは過去進行形と過去完了形との違いも同時に比較して、過去完了進行形の本質を浮き彫りにしたいと思います。この記事を読んであなたも上級者になりましょう。

過去完了進行形の本質

過去完了進行形は過去進行形や過去完了形と同様に

過去の2つの出来事の順番が分かります。

しかし、過去完了形が「前後関係を表したい」用法

に対し過去完了進行形は

「何かが起こるまで、これくらいの時間、何かが続いた」

という為の用法で、結果的に前後関係が分かると言うものです。

過去完了進行形は

かかった時間に焦点を当てる用法です。

では、段階的に説明します。

過去進行形と過去完了進行形の違い例文解説

It was raining when I left the house.
雨が降る最中、私は家を出た。
(私が家を出たとき雨が降っていた)

It had been raining for two hours when I left the house.
私が家を出るまでに2時間雨が降り続いた。

過去進行形との違いを解説します。

過去進行形は進行中のプロセスを遮る用法です。

雨を遮って家を出たという意味です。

そして、過去進行形は最初の出来事と

後の出来事は絶対に重なる時間があるよ

と言うのが趣旨です。

例文では、家を出る時間と雨が降る時間が重なっています。

一方で、過去完了進行形は

2番目の出来事が起こるまで

何がどのくらい継続していたのか

と言う為の用法です。

家を出るまで2時間雨が降り続いた。

と言いたいのであって、

時間の重なりに関心がありません。

継続が続く場合も、続かない場合もあります。

「期間」にフォーカスを当てる用法なので、

継続した動きがいつ始まったかに話者の関心があります。

雨は家をでるよりも2時間前に始まった

という事です。

だから「2時間雨が降り続いた後私は家を出た」でも

問題ないのですが、時間へのフォーカスがより効果的な

和訳にしてあります。

では、次の日本語はどちらが期間をより効果的に伝えていると思いますか?

2人は5年付き合った後結婚した。

2人は結婚する前に5年付き合った。

期間を述語にする方が効果的じゃないですか?

They had been going out for 5 years when they got married.
2人は結婚する前に5年付き合った。

I had been working at the company for five years when I got the promotion.
私はその会社に勤続5年で昇進した。

The police had been negotiating for 3 days when the criminal was arrested.
警察による3日間にも及ぶ交渉の末、犯人が逮捕された。

こうしてみると2つの過去の時間は重なったように見えますが、

何かが切り替わったという感じがしませんか?

結婚すると2人の関係性が切り替わりますし、

昇進すると地位が切り替わります。

交渉から逮捕へと状況が変わります。

恋人関係は終わっていますし、

平社員の肩書も終わり、

交渉に関しては完全に終了です。

She had been walking 5 kilometers a day for 10 years when she broke her leg.
彼女は足を骨折するまで、10年間毎日5キロのウォーキングを欠かさなかった。

ウォーキングは一旦完了しています。

「ケガするまではこれだけの運動量があったんだよね」

と言う為の用法です。

骨折とウォーキングは重なりません。

もし重なりを言いたければ過去進行形にします。

She was walking when she broke her leg.
彼女はウォーキング中に足を骨折した。

作文の違いが分かりますか?

別に「継続を含む運動量」を伝えたいのではなく

「怪我をした瞬間に行っていたプロセス」を

伝えたいのです。

We had been sitting around the table for six hours before we finished the meal.
私たちは食事が終わるまで6時間もテーブルを囲んでいた。

食事は終わっていますが、

「6時間も食事の席にいた」

事を言いたいのです。

重なりを言う場合は「テーブルを囲む」と「食事が終る」

の組み合わせでは変です。

動詞によっては作れる相と作れない相があります。

We were sitting around the table when the news came in.
私たちがテーブルを囲んでいる時にそのニュースが飛び込んで来た。

このように相性の良い動詞を使って時間の重なりを表現する

文章を作ってみると、過去進行形と過去完了進行形の

違いは明確ですよね。

I had been waiting for three years by the time my application was approved.
申請が承認されるまで3年も待たされた。

申請が承認された

その前に3年も待ち続けた

過去の出来事に於いて

この長いと言う感覚分かりますか?

期間にフォーカスがある文章と言うのは

少なからず「時間の長さ」を気に掛けるのです。

まとめ

はい、いかがでしたか?

過去完了進行形の文章って

すごく美しさを感じませんか?

ひょっとして僕だけですかね。

やたらと長いけど分かりやすくて

構造自体に芸術性を感じます。

では、まとめてみましょう。

3つのタイムラインをイメージしましょう。

過去進行形は

何かの最中に別の何かが起こった

My wife was making dinner when I came home.
妻が夕飯を作っている最中に私が帰宅した。

過去完了形は

何かが終わって別の何かが起こった

My wife had made dinner when I came home.
私が帰宅すると、妻は夕飯の支度が済んでいた。

過去完了進行形は

何かがある時間続き、その後何かが起こった。

My wife had been making dinner for 3 hours before I came home.
私が帰宅するまでに、妻は料理の支度に3時間もかけてくれた。

何かがある時間継続した結果、別の何かが起こった

何かが起こる前に、何かがある時間続いていた。

そのような過去1の継続時間に焦点がある

文章が過去完了進行形の本質です。

「長いでしょ」とか

「意外と短かったけど」など

時間を気に掛けるときに使います。

単純過去以外の過去時制では

whenを使って表現することが多いです。

恐らく学校や塾の解説では、

タイムラインを書くと思います。

その時に2つの過去の点を書いて、

過去完了形は大過去(最初の過去)が

2番目の過去までに終了してること

みたいに習いますよね。

までに」と言って解説しながら、

~した時に」って訳す方が変です。

whenを「時に」と訳されるので混乱するんです。

過去完了と過去完了進行形は過去2が起こる「まで」の

大過去について述べる用法なので、

whenは「までに」と解釈しましょう。

この文章が理解できれば、未来完了進行形も

簡単に理解できますが、こちらはまた助動詞willの

内容でお話ししますね。

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